7月16日、元ディープ・パープルのキーボード奏者、ジョン・ロードが亡くなった。
昼休みに携帯を見たら、ギターのOさんからメールが入っていて
「ジョン・ロードが亡くなったらしい。」と、書いてあった。
ギターのOさんとは、30年以上の付き合いで、20代前半の頃のオイラが
ジョン・ロードに一番影響を受けていたってのを知っているから
メールを入れてくれたんだと思う。
ディープ・パープルって、アメリカではイマイチ受け入れられなかったとか
ギターのリフとかは、初心者が必ずコピーするとか、あんまり良いイメージって
無いのかもしれない。
でも、当時としては、ロック創成期において、ブリティッシュ・ハード・ロックの
ひとつの形を創り上げたバンドなんだと思う。
オイラが30年くらい前に、初めて買った鍵盤楽器はオルガンだった。
なんだか、埃まみれで汚いケース。
ローランドの、VK-09ってオルガン。
これって、廉価版のオルガンなんだろーなぁ。
普通、オルガンっていうと、ドローバーが9本あるんだけど、このオルガンには
6本のドローバーしかない。
ドローバーって、16'(フィート)、5 1/3'、8'、4'、2 2/3'、 2'、 1 3/5'、 1 1/3'、 1'
ってなってるんだけど、VK-09は、2'よりも上の3本が無い。
それでも、当時はこれを買うのが精一杯で、廉価版だろーがなんだろーが
嬉しくて毎日弾いていた。
初めてコピーしたのは、ディープ・パープルの「ハッシュ」。
でも、鍵盤なんてなぁ~んにも弾けないオイラが出来たのは
「ハッシュ」の最初のところで、オルガンの鍵盤をひたすら叩くってところ。
まだコードも知らなくて、アコギでGとかAとか押さえて、音を出して
その音を拾いながら鍵盤に置き換えてコードを覚えていくって
レベルの頃だから、鍵盤を叩く以外のことなんて出来るわけが無い。(笑)
少しずつ鍵盤にも慣れてきて、カッコいいソロを弾きたいって思って
ジョン・ロードのオルガン・ソロをいろいろとコピーした。
最初に鍵盤を叩くところから入って、ソロもコピーしたりして、やっぱ最初に
影響を受けたのは、ジョン・ロード以外には有り得ない。
オイラの、最初の鍵盤の先生だった。
May he rest in peace.