フラワー・トラベリン・バンド

taka

2011年08月18日 20:10

今月7日に亡くなった、ジョー山中氏。

日本のロック創成期にフラワー・トラベリン・バンドのボーカルとして
国内、カナダなどで活動をしていたんだけど、当時の状況って
国内のロックファンには大絶賛されていたわけでも無かったのかな
って思っていた。





中学の時に買った、フラワー・トラベリン・バンドの「Made In Japan」

このダンボール箱に入ったよーな、奇抜なデザインでついつい
買ってしまった。

このレコードを買った時、友達と一緒に行ってそのままオイラの家で
レコードに針を下ろしたんだけど、音が出てきて友達とオイラ
二人とも唖然。(笑)

その当時、「ツェッペリンがさぁ~」とか「マウンテンのギターの音が」とか
そんなことを話題にしていた時期なんだけど、「Made In Japan」の
レコードから流れてきた音は、東洋的なメロディーとロックを融合
みたいな感じで、正直地雷を踏んだって思った。

この当時のオイラって、Led ZeppelinのⅡ、Rory GallagherのLive In Europe、
Grateful DeadのThe Grateful Dead(Skull & Roses)、この3枚を
ローテーションで毎日聴いていた状況の中で(アンバランスなオイラ)、
東洋的なこの独特な世界ってのは、受け入れることが出来なかった。

このバンドをロック界の小原庄助さん、なんてことも言われてた時代だったし。

このレコードをあらためて聴いてみたのが、30歳を過ぎた頃。
レコードを購入した中学生の時から15年くらい経っていた。

このときに、よーやく「これってスゴイじゃん!!!」って思えた。
良くも悪くも、これが日本のロックなんだろーなぁ、って。

フラワー・トラベリン・バンド、あと10年遅くデビューしてたら、
物凄いバンドになっていたのかも。

時代の物凄い先を走っていた、ジョー山中氏。
ご冥福をお祈りいたします。

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